平成15年2月第一回定例会一般質問                   トップ

  質問根本朝栄議員 私の質問は、通告どおり次の5点でございます。
 本市の平成15年度予算の概要が市長の施政方針で明らかになりました。長引く景気低迷による税収不足のため、国や地方自治体においては大変厳しい財政運営を強いられております。そういう中で、本市の平成15年度予算編成は御苦労が多かったのではないかと推察をいたすところでございます。施政方針の中で、市長は、「税収不足のため、政策的経費に充てられる財源は、これまでに経験したことのない厳しい財政状況になっております」と指摘されながら、「予算編成に当たり、市民サービスの向上を図ることを基本目標にした」と述べられております。まさしく、前立腺がんや骨粗鬆症の検診を新たに実施すること、介護保険料を6段階に設定し、減免制度を創設すること、あるいは七ケ浜町さんより公園墓地を 200区画取得し、市民に提供するなど、さらには新田高崎線の拡幅整備のスタート、そして多賀城小学校の屋内運動場の整備など、厳しい財政にもかかわらず、市民のニーズにこたえ、必要なところに適切に予算配分をされておりますことは、評価できる内容となっております。詳細については今後予算特別委員会の中で明らかになっていくと思いますが、まずもって当局の御努力に感謝申し上げます。
 さて、施政方針の中で、市長は、「次代を担う子供たちの命を守るため、引き続きベビーシートの貸し出しとチャイルドシート着用の普及促進に努めてまいります」と述べられております。チャイルドシートの着用義務化から3年目を迎えようとしておりますが、本市では、ベビーシートの貸し出し事業を平成12年度から開始しております。現在、希望者には出生届を出してから貸し出しをされているようでありますが、ここで一つ問題が生じております。出生届は生後2週間以内となっておりますが、出産のための入院は約1週間ぐらいであります。退院のときまでに子供の名前が決まらず、出生届を出していない方には貸し出しをされておりません。そのため、退院時には一時的に別なベビーシートを用意しなければならない状況となっております。このベビーシートの貸し出し期間は生後1年間となっております。短い期間でも有効に活用されることがこの事業の目的でもあります。出生届にこだわらず、医師の出産証明さえあれば貸し出しできるよう、利用する側に立った運用改善を図るべきと思いますが、市長の見解をお伺いいたします。
 また、1年間と短い期間ではありますが、それはそれで子育て負担の軽減につながっていることは間違いありません。しかしながら、1年後はチャイルドシートを購入しなければならず、子育て世帯にとって大きな経済的負担となっております。少子・高齢化が進む中で、今日ほど子育てしやすい環境づくりが叫ばれているときはありません。そういう中で、本市におきましては、本市独自で乳幼児医療費の外来分を4歳未満まで拡大し、また、保育環境も年々充実させてきております。この御努力されていることは私自身も十分承知しておりますが、このチャイルドシートに関しても御配慮をお願いしたいと思うものでございます。例えば、現在のベビーシートを3歳ぐらいまで使用できるチャイルドシートに変更するか、あるいは1年後以降にチャイルドシートを新たに貸し出しするなど、子育て家庭の負担軽減のための施策を考えなければいけないと思うものでございます。市長はこの点どのようにお考えか、重ねてお伺いいたします。
 さて、市長は、施政方針の中で、「交通安全対策につきましては、カーブミラーや防護柵など交通安全施設の整備を進めるとともに、交通安全団体や地域と連携を密にしながら、交通安全思想の普及徹底に努めてまいります」と、市民の安全を守るための決意を述べられております。まさしく、市民の安全対策は重要なことであり、私も同感でございますので、要望の多い箇所について質問させていただきます。
 市道新田上野線と市道山王高橋線の交差する山王の消防署前十字路交差点は、年々交通量も多くなってきております。新田上野線の交差点、高崎側には右折ラインがあるため渋滞しませんが、新田側には右折ラインがないため、朝晩のラッシュ時には大変な渋滞となっております。この箇所は、道路の両側に消防署と山田内科医院がございますが、とても右折ラインを設ける余地がなく、渋滞解消のためには信号機の改善が急務であります。新田側から来る車が容易に右折できるよう、信号機を時差式にすべきと考えるものでございます。また、当該交差点の手前、新田側、ファミリーマート前の十字路交差点は、子供たちの通学路ともなっており、信号機がついていないため、朝晩の渋滞の中、市道新田上野線を横断しなければならない大変危険な箇所となっております。また、日中においても、歩行者がなかなか横断することができず、地域住民の皆様より、以前から安全対策について要望のあったところでございます。歩行者と通学路の安全確保のため、押しボタン式信号機の設置を要望するものであります。
 以上、2点の安全対策について関係機関に強く働きかけていただきたいと思いますが、あわせて市長の見解をお伺いいたします。
 最後に、山王市営住宅についてお伺いいたします。
 市長は、施政方針の中で、「公共賃貸住宅につきましては、住環境の快適性を高めるため、浮島市営住宅の結露対策として熱交換型換気扇を設置いたします」と述べられております。市営住宅の住環境が向上されますことは大変喜ばしいことでございますが、山王市営住宅について一言も述べられていないのが残念でなりません。山王市営住宅の建てかえ問題につきましては、これまで何回となく取り上げてきた経緯がございます。もちろん市長もその建てかえの必要性については私以上に認識されているとは思いますが、財政的な問題を考えるとなかなかできないというのが現状かもしれません。私もそのことは十分に承知をしているつもりであります。しかしながら、あえて質問いたしますのは、現在の山王住宅の住環境が余りにも深刻な状態になっているからでございます。修繕をしても効果があらわれるかどうかわからないぐらい老朽化が進んでいる現状を、真正面から見詰めなければなりません。市長が言われる住環境の快適性を山王市営住宅に求めるならば、建てかえしかないということを改めてともどもに再認識をしたいのでございます。均衡ある多賀城市の発展とまちづくりのためにも、どうか平成15年度中に建てかえについて一定の方向性を定めていただきたいことを切にお願い申し上げる次第でございます。市長の理解ある答弁を求めまして、私の質問を終わります。

答弁鈴木市長 根本議員の質問にお答えを申し上げたいと思います。
 まず、最初の交通安全対策の問題でございますが、このベビーシートの貸し出しの申請手続につきましては、申請書に乳児の氏名記載を義務づけております。このことから、現状では、主に出生の届け出等のため来庁する際と同時に貸し出し申請がなされておりますが、御質問のとおり、もう少し使いやすくやってほしいというような要望がございますので、今後この出生の届け出前やそれから退院時、退院したときに貸し出しができるように改善をしてまいりたいと思っております。
 次に、法改正により、装備が義務化されましたチャイルドシートの中で、乳幼児に使用するベビーシート、これは購入費用がかかる割にはその使用期間が1年と短く、家庭の負担になっているということは理解をしておるわけでございまして、その軽減策として、本市では、ベビーシートに限って貸し出し事業を実施をしております。
 御要望のチャイルドシート貸し出しにつきましては、1歳から6歳までとその使用期間が非常に長いということでございますので、一回貸しまして、返ってくるころにはもうぼろぼろになってしまっているというようなことが考えられますので、満1歳以上の貸し出し事業については御了承をいただきたいと、今のところ考えていないということでございます。
 次に、多賀城消防署西部出張所付近の十字路交差点について、特に朝の交通渋滞が慢性化しておるということにつきましては承知をしておるところでございます。御指摘の、新田側からの混雑とともに、陸前山王駅陸橋側からの渋滞の解消を求める声もあることから、信号機の現示調整、いわゆる時間調整も視野に入れた渋滞緩和策等について、今後警察署と協議をしてまいりたいと考えておりますので、もう少し時間をいただきたいと思います。
 次に、市道新田上野線と交差するファミリーマート前の横断歩道の件でございますが、御指摘のとおり交通量が多く、横断しにくい危険な状況にあることは認識しておりますし、事故が起きているということも承知はしております。しかしながら、信号機の設置数には限りがあるために、押しボタン式信号機の設置という要望でございますが、なかなかそう簡単には設置が難しいと思われますけれども、交通事故防止の観点から、今までのいろいろな事故の発生状況、それから現在の交通量の問題を警察署に対しまして十分に説明をしながら、働きかけを行っていきたいと思っているところでございますので、御了解をいただきたいと思います。
 次に、山王市営住宅についてでございますが、この件につきましては、今までも一般質問におきまして武田議員、そして根本議員から質問がございまして、御回答しておるわけでございますが、お話しございましたが、山王住宅は木造住宅でございまして、建築後三十四、五年経過をしておりまして、もう既に耐用年数は超えておると。したがって老朽化によりますいろいろな不都合が生じておりまして、建てかえの時期にあることはもうとうから認識をしております。しかしながら、お話にもございましたように、現在の財政状況を考慮しますと、なかなか、「はい、それでは着工します」といった早期着工というものが、非常に困難な状況にあるということも御了承をいただきたいと思います。なお、本年度におきまして、公営住宅ストック総合計画を策定するために、専門業者に発注をしておりますので、その成果なども見ながら、今後のこの問題解決の判断をしてまいりたいと思っておるところでございますので、御理解をいただきたいと思うところでございます。

再質問根本朝栄議員 全体的に前向きな御答弁をいただきましてありがとうございます。日ごろは、交通防災課担当の職員の皆さん、本当に熱心に住民の皆さんの要望にこたえていただきまして、本市には「何でもやる課」というのはないのですけれども、本当にそういう何でもやるような気持ちで常に対応していただいているということを、まず感謝をしたいと思います。
 まず、1番目の、ベビーシートの貸し出しについては、市長の理解ある御答弁をいただきましてありがとうございました。ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 2番目の、1歳から6歳までにぼろぼろになるという話ですが、全くそのとおりで、6歳まで貸し出ししてしまうとそういうことにもなるのかという感じがしますので、別な工夫もあると思うのです。例えば、1歳過ぎたら3歳ぐらいまで貸し出しをするとか、そうすると3歳以降になると、ベビーシートも今のようなベビーシートじゃなくて、簡易なものがあるのです。体ががっちりしてくるものですから、簡易なベビーシートがあって、それは低価格で売っているとか、こういう問題がありますので、そういう中身なども少し研究をされながら、どのようにしたら子育て負担の軽減に市が少しでも寄与できるかという点で、御検討いただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 それから、3番目は、時間調整を協議するということでありますので、ありがとうございます。
 4番目も、働きかけていただくということでありますので、よろしくお願いしたいと思います。実際問題、あそこに押しボタン式の信号機を設置をするということは、これはかなり難しいかもしれません。しかしながら、あそこは新田上野線側は交通量が激しい、その反対の車線は交通量はほとんどないのです。向こうは踏切でストップされていますし、交通量は多くありません。それからこちらもそんなに交通量が多いというわけじゃないと。何が問題かというと歩行者なのです。あそこを横断するのに非常に地域住民の皆さんが困っている。そしてまた事故も頻繁に起きている状況なのです。市長も御存じですけれども。そういうことで、厳しい状況にはありますけれども、何とか市民の安全確保のための御努力を引き続きお願いしたいと思います。
 それから、山王市営住宅につきましては、本当に私も市長の答弁を理解しております。ですから私は質問の中に入れました。ですけれども、あえて質問をするというのは、私も何回となく山王市営住宅に訪れるたびに、これは何とかしなければいけない、これは何とかしなければいけないというそういう思いが非常に募るのです。でも今の市の財政の現状も私もわかっていますし、なかなか厳しいというのは当然知ってる上での、きょうはどうしても抑え切れずといいますか、その住民の皆さんの住環境を考えた場合に、何とかそういう厳しい財政の中でも、何とかひとつその方向性を見出せないものかと。以前に私が申し上げたことがありますPFI、あるいは民間の活力を活用した借り上げ住宅とか、そういった手法も本当に真剣に取り入れていただいて、また検討していただいて、どうか一日も早いそういう方向性が定められることをお願いをしたいと思います。最後の市営住宅ですが、市長の答弁で十分なのですけれども、どうしたらいいですか市長、ではもう少し決意を、もう十分にわかっていますけれども、もう一つ、住民の皆さんの気持ちを考えてひとつ前向きな御答弁をいただければ。
答弁鈴木市長 おっしゃっておられることはもう、今までも数々質問も受けておるわけでございますが、最後に申しましたように、公営住宅ストック総合活用計画というものを今業者に委託をしている段階でございますから、その結果をまずもって見させていただきたいと思うところでもございます。今後の施策の基本姿勢といいますか、公営住宅に対する基本姿勢をつくる一つの材料にしたいと思っておるわけですから、よろしくお願いしたいと思います。それから、民間住宅を借りるというあの方向も、今、高橋そして城南で区画整理が、片方は終わりまして、片方はそういう計画が相当あるようでございますから、それなども複合的に計画の中に含めながら、この公営住宅ストック総合活用計画、これをまずもって見させていただきたいと思っておるところでございます。