平成22年12月第四回定例議会一般質問 

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16番(根本朝栄議員) 本定例会最終日、最後の質問となりました。簡潔に通告どおり次の4点について質問申し上げます。

 質問に入ります前に、通告書に誤りがありましたので、訂正の方をお願いいたします。一番上の段でございますが、南宮の括弧の中に「北寿福寺」が入っております。これは山王地区内に入りますので、別な山王の括弧の方に御移動をお願い申し上げます。それから、その下の1でございますが、市道「南宮線」、これは市道「中山王1号線」の誤りでした。大変申しわけございません。訂正方、よろしくお願いします。

 また、きょうの質問は1点、2点とも地域的な問題でございますので、地図も参考として配付しておりますので、御参考にしていただきたいと思います。では、質問に入ります。

 まず初めに、通学路の安全確保についてお伺いいたします。私の質問の要旨は、東北本線北側の南宮字上南宮・町地区及び山王字北寿福寺・三千刈・西町浦・掃下し・東町浦地区から山王小学校に通う子供たちの通学路の安全確保について早期に改善を図られたいということであります。市道中山王1号線から市道西町浦3号線の中間にある水路沿いの道路は、最近、宅地開発が進み、車の往来が多くなっているものの、車が1台しか通れない狭い道路となっております。

 また、当該道路は山王駅及び山王小学校への通勤・通学路ともなっており、狭い道路のため、車をよけるのに通勤者が田んぼに横転した事故も発生しており、大変危険な箇所になっております。当該道路は指導要綱路線となっておりますが、いまだ整備されておらず、地域住民の方々から早期整備について要望が多いのであります。指導要綱路線の整備は、一般的に、住宅の建てかえをする場合や宅地開発のときに道路幅を確保することとなっておりますが、幸いにもこの道路沿いには幅の広い水路があり、その水路を暗渠にするかふたをかけることにより道路幅を確保することが可能であります。

 また、道路の東側は田んぼになっているため、容易に土地を取得できる環境になっております。このような状況を踏まえ、通勤・通学路の安全確保をするため早期に整備を図るべきと考えるものであります。また、東北本線北側の子供たちが山王小学校へ通学するためには、東北本線の踏切を渡り、市道新田上野線を横断しなければなりません。新田上野線は多賀城から岩切方面へ抜ける幹線道路となっていることから年々交通量も多くなっており、特に朝の通勤ラッシュ時に子供たちが市道を横断するという大変危険が伴う交差点になっております。そのため、以前よりPTA関係者から信号機の設置について要望が寄せられております。

 子供たちの通学路の安全確保のため、「手押し式信号機の設置」について関係機関に強力に働きかけていただきたいと思いますが、あわせて市長の見解を伺います。

 

 次に、三陸自動車側道の整備計画についてお伺いいたします。三陸自動車道の側道である市道市川八幡1号線は、市道新田上野線から市道高橋八幡線までの区間になっております。この区間の中間地点で計画道路新田南錦町線と交差しますが、この地点から南側は特に道幅が急に狭くなっており、たびたび接触事故が発生しております。当該道路は、市長がトップセールスをして取り組んでいる企業誘致の用地と隣接しており、重要なアクセス道路ともなっております。この市道の整備計画については、これまで議会に説明がありませんでしたが、今後どのように整備する計画をお持ちか、お伺いするものであります。

 

最後に、待機児童の解消についてお伺いいたします。現在、保育所の待機児童は11月1日現在で179名となっており、大変憂慮すべき事態となっております。特に西部地区における待機児童の増加が顕著になっており、昨今の厳しい経済状況のもと、これからも本市においては共働き世帯が増加することが予想され、待機児童の解消は喫緊の課題と認識するものであります。待機児童解消については、これまで平成21年6月議会及び予算委員会でも取り上げ、山王市営住宅が建てかえられることに伴い、その跡地を活用して民間保育所を誘致するよう質問してまいりました。当局もその考え方に賛同の意を表明し、今日まで至っております。もう既に山王市営住宅の解体工事がすべて終了していることから、待機児童解消のため積極的に民間保育所の誘致を推進すべきと考えますが、市長の理解ある答弁を求め、私の質問を終わります。

 

市長(菊地健次郎) 根本議員の御質問にお答え申し上げます。

この質問を承ってから、早速、現場3カ所、雨が降る中でございましたけれども、全部見てまいりました。それでは、答えさせていただきます。

 まず、通学路の安全確保に関する道路整備についてでございますが、市道中山王1号線と市道西町浦3号線を結ぶこの道路は、いわゆる指導要綱路線として将来的には6.2メートルの幅員で整備することとしているものでございます。現状の幅員が狭小となっている場合は、原則として道路の中心線から3.1メートルずつ後退する必要がありますが、地権者の理解が比較的得られやすい建てかえや、その道路に面する土地の開発行為などのタイミングで行うため、なかなか連続して用地が確保できず、整備が立ちおくれている要因となっております。御質問の道路についても、将来、協力をお願いする後退線に建物やブロック塀があり、早期整備は困難であると言わざるを得ませんが、当面の対処法として、水路にふたをかけて歩道として利用できないか、通学時間帯の通行規制ができないかを関係機関とも協議し、検討してみたいと思います。

 

次に、押しボタン式信号機の設置を関係機関に働きかけられたいとのことでございますが、御質問の当該十字路交差点は、朝夕交通量の多い市道新田上野線を横断する児童生徒の登下校時における安全確保のため、優先的に交通安全指導隊員を配置し、街頭指導を行っております。御要望の押しボタン式信号機の設置につきましては、以前から塩釜警察署に対し働きかけてまいりましたが、現状の変則十字路交差点形状から、現時点での信号機設置については困難である旨の回答をいただいております。しかしながら、児童生徒の安全確保の観点から、当該交差点の交通安全対策として、通行するドライバーへの注意喚起を促すためのカラー路面鋪装表示などの交通安全対策を講じたいと考えておりますので、御理解願いたいと思います。私も、体験上、現場へ行ってみて、結局、横断歩道はあるんですね。横断歩道の田んぼ側というか北側のところ、あそこがもうちょっと用地買収されないと、たまり場ができないと、あそこは信号機がつけられないという現状もかいま見ましたので、その辺も考えながら、あわせてですね、将来どういう方法がいいか考えていきたいと思っております。

 

次に、市道市川八幡1号線の道路拡幅計画についてでございますが、この市道は、道路幅員が5.3メートルから11.5メートルで、市道新田上野線から市道市川八幡2号線を経由し、市道高橋八幡線へ接続する三陸縦貫自動車道の側道として整備され、国土交通省から管理移管されたもので、総延長約1.5キロメートルの道路となっております。

また、一本柳地区の工業団地とも隣接し、道路幅員も狭い箇所があることは認識しているところでございます。現在、多賀城インターチェンジのアクセス路として宮城県沖地震に備えた高橋跨線橋の耐震改修や、現在はこの工業団地開発に伴うアクセス路として、新田南錦町線及び南宮北福室線の事業を優先的に進めている状況でございます。このようなことから、当該市道市川八幡1号線の拡幅につきましては、一本柳の工業団地の計画に合わせて検討してまいりたいと考えております。

 

 次に、待機児童解消についての御質問にお答え申し上げます。本市の保育所待機児童の現状といたしましては、11月1日現在、待機者数は179人となっており、入所希望者全体の中で3歳未満児が受け入れ枠を大幅に超えていること、及び待機児童の約半数が西部地区に集中し、偏在しているという状況にございます。このため、これまでも公立・私立保育所の入所定員の弾力的運用や浮島保育所の建てかえによる定員枠拡大により、待機児童の解消に努めてきたところです。西部地区には認可保育所があかね保育所1カ所のみという現状を踏まえますと、市としましても新たな受け皿づくりが必要だという判断から、山王市営住宅跡地を有力な候補地として選定し、民間保育所の誘致を検討してきたところでございます。

 御承知のとおり、保育所の施設整備に当たりましては、平成23年度まで延長されました国の「安心こども基金」の活用が可能であり、民間事業者にとりましては非常に有利な制度と言えるものでございます。しかしながら、当該用地につきましては山王遺跡の区域に含まれるため、その活用に際しましては事前に文化財の発掘調査が必要になることから、調査の期間が安心こども基金が活用できる期間内におさまるかどうかというリスクが高い場所でもございます。

 このような中で、本年10月以降、市外の社会福祉法人から西部地区に定員60人から90人規模の認可保育所を新設したい旨の計画が打診されているほか、同じく西部地区に市内の認可外保育園からも認可保育所への移行の考えが示されているところでございます。これらの動きが実現いたしますと待機児童数に見合う程度の定員枠が確保されることが見込まれることから、市といたしましては、当面はこうした動向をより慎重に見きわめつつ、その実現に向けて必要な支援を行っていくことが有効であると考えております。したがいまして、山王市営住宅跡地への民間保育所の誘致につきましては、現時点では見合わせる方向で判断しているところでございます。以上でございます。

 

16番(根本朝栄議員) 御回答ありがとうございます。また、特に雨の降る中3カ所の御視察、ありがとうございました。

 まず第1点目でございますが、現状ではすぐにはできないので、水路にふたをかけるか、あるいは車の規制も含めて検討してみるということでございますけれども、先ほど私は質問の中で御提案二つやっています。あそこを暗渠にするか、ふたをかけるか。それから、東側の用地は、田んぼ側ですけれども、ここはすぐに家が建つということは到底あり得ないので、あそこは田んぼであるし水路になっているので、水路から田んぼ側の水路まで6.2メートルあると思うんです。ですから、買収してもそれほどの買収でなく、中央から2メートル下がって、そのほかの1.1メートルは買収するわけですから、そういう意味からすると、家を建てなくても、水路式になっているので、田んぼ側も、どっちみち買収しなければいけないということを考えると、左側の水路は多賀城市のものであるし、右側の水路はいずれ買収するということになると、今やっても同じことになるということになるわけなんです。ただ、お金の問題が絡んできますから、どうなるかということになると、すぐにはできないということもあるかもしれません。それで、実はこの地図の踏切の手前、狭い道路から来て踏切の手前を、この地図からいくと左側に、前は通行できませんでした。宅地開発に伴いまして、ここが車が通れるようになったんです。ですから、例えば多賀城方面に来るときには、ここを通って陸橋を通って来る方が非常に多くなる。あるいは、この山王平地区に用事がある方は、こちらの西町浦地区から車で来るというので、ここの交通量が非常に多くなっています。

 日中でも。車は1台しか通れないんです。私もしょっちゅう見ますけれども。とりあえずの対策としては、市長さっきおっしゃった、ふたをかけて、その上を子供を歩かせる。そうすればまず安心であるということ。それから、整備するまでの間、1カ所田んぼ側に待避所を一つ設ければ、車がもし入ってきても1台はよけられるということになるので、それが検討できるかどうか。それを御検討いただけますでしょうか。答弁をお願いします。

 それから、交差点の関係なんですが、市長も非常に御理解をいただいて、非常に危険だということで、とりあえずカラー鋪装で対応するということでございます。ありがとうございます。ただ、将来的にそのままでいいかというと、なかなかそのようにもいかなくて、押しボタン式信号機があれば私はいいと思います。結構日中も、私はしょっちゅうあそこを通りますから、私が通るときに子供たちが、3時、4時ごろ、あそこで何人か待っているんです。人がボランティアで立っていらっしゃるときもあるし、立っていない時間帯も当然あるわけで、その間に子供が行くときは、いつまでも待っている、往来を。私は行ったときにとまるんですけれども、相手から来たときに、ちょっと見えづらいのか、とまらないで来るようなこともあったりして、ちょっと危険な状況になっています。ですから、朝のラッシュ時には、先ほどおっしゃったように、いろいろな方が立っていただいて見守っていただいているということがありますけれども、下校時には、その時間帯に常に立っているということはなかなか不可能だと、このようにも思いますので、引き続き警察機関にはしっかりと要望していただきたいと思います。それで、警察では、ここの設置をするのに理由として何がだめなのかとおっしゃっているのでしょうか。その理由を詳しくお知らせいただきたいと思います。

 それから、3点目の道路の拡幅については、市長のおっしゃるとおりだと思います。今、新田南錦町線、それから南宮北福室線をやっていますので、それを先行していただいて、その後にアクセス道路となっていますから、工業用地と一緒に計画をするときに整備をしっかり立てていただきたい。実は、あそこで事故に遭った方とか、あるいは事故になりそうだった方からも、あそこを何とかしてほしいということを言われていまして、狭いということもあったので、今回質問させていただいたんですが、できればここも待避所ができればいいんですけれども、なかなかそうもいかない。特に新田南錦町線から北側100メートルくらい行ってから、急に狭くなるんです。御存じかと思うんですけれども。100メートルくらい行ってから、急に狭くなって、あと突如、ガードレールが変なふうになっていて、あそこで接触事故があったんです、2件くらい。そういうことがあったりして、待避所が1カ所か2カ所あればいいなと思うんですけれども、ただ、ここ二、三年で企業誘致をしようという、そういう勝負をかけているときですから、それができないとなれば、それまで市民の方には説明をしておきたいと思いますが、ぜひその辺の計画もしっかりとお願いしたいと思います。答弁は要りません。

 それから、待機児童解消については、何がなんでも山王市営住宅の跡地ということではなくて、ちょうど公共用地があるので、そこにどうですかと。そうした場合は民間の保育所が来やすいでしょうということで御提案申し上げていましたが、先ほどの市長の御説明では、民間保育所で来たいという保育所があるということ、あるいは認可外の保育所も認可をとって保育所にしたいという、なかなかうれしい報告です。まだ具体的にはお話しできないと思うんですが、ぜひ具体的にお話が進んだときには御説明をお願いしたい、このように思うところでございます。では山王市営住宅地の跡地をどうするかということは、また別の機会に議論したいと思いますので、先ほどの2点について、すみません、御答弁をお願いします。

 

市長(菊地健次郎) 第1点目のところは、私も現場に行ってきたのでよくわかるんですけれども、東側の田んぼの方に、何回か水を引くためにふたをあけて流すところがある。2カ所か3カ所くらいあったです。その辺をどうするか。ふたをかけても、その辺とれるように。要するに、用排水路、先ほど印つけられた道路通路のところのわき、西側のあの排水路からこっち側に水を引くんです。その取り出し方をどうするか。ふたを全部かけると……。その辺の工面がどうしたらいいかというのを担当者が言っていました。なかなかちょっと難しいところがあるかもしれないなということを言っていました。また、先ほどおっしゃっていた田んぼを少し買収するか何か。その辺をどうするかということが一番難儀なところかなというふうに思います。ですから、たまり場、狭いところのたまり場、待避所もつけた方がいいのか、その辺をいろいろ工夫して、どうすればできるかということを考えてみたいと思います。

 2点目のところは、先ほど私答弁したように、今総務部長に聞いたら、警察で渋っているのは待避所、要するにたまり場ですね、ですからこの図面で言う北側にたまり場がない。全くないんです、私見てきたら。あそこにたまり場があれば、横断歩道を渡るにしても、子供たちがそこに待避している場所があるわけですから。ということは、あそこのところを少し買収すれば済むわけでございますから。そのことしかないよね。というふうに思います。私のちょっと足りないところがあったら建設部長から答弁させますけれども。足りないところはないですか。はい。ということでございますから、よろしくお願いいたします。

 

16番(根本朝栄議員) だんだん明確になってまいりました。まず、将来的には6.2メートルを確保して、車2台ちゃんと通れる道路にすることが目的で、そのためには田んぼなんかもあるので買収しやすいし、水路は市のものだから、あそこを暗渠にすれば、すばらしい道路が、お金はかかるけれども、できるんじゃないですかという御提案なんですね。だけども、それはお金もかかるし、初期の対応としては、まずふたをかけて子供たちを歩かせて安全を確保する。そして待避所を設ける。これは当面の対策としては私は理解をしたいと思いますので、安全を確保するような対策を早急にお願いしたいと思います。ただ、あそこに規制をかけるようなお話もあったんですが、通勤の方もいろいろいらっしゃるので、その方向性によっては、どうしてもあそこを通れるようになっているものですから、通っていかざるを得ないということをまず、御不便をかけられないということ、それから通学者あるいは通勤者の安全を確保する、そういう両面にわたっての対策をひとつ検討をお願いしたいと思います。答弁は要りません。

 それから、信号機については、待避所があれば警察の方も理解を示してくれるのではないかというお話でございますので、その辺、対応方よろしくお願いします。以上で終わります。