平成24年12月第四回定例会一般質問 

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 13番(根本朝栄議員)

 私の質問は、通告どおり次の2点でございます。

まず、初めに、災害公営住宅の入居対象者についてお伺いいたします。

災害公営住宅の入居対象者は、罹災証明書で全壊の方及び半壊以上で解体をし、みなし全壊となった方の中で自立再建が大変困難な方が対象となっております。本市においては、桜木地区、鶴ヶ谷地区、宮内地区、新田地区に合計532戸建設する予定となっており、早期建設が望まれております。高橋や山王の仮設住宅に入居されている方々から、「津波の上がった地域には住みたくない。西部地区に建設してほしい」との要望を受け、東日本大震災調査特別委員会及び今年6月第2回定例会の一般質問で西部地区への建設を質問いたしましたが、市長の英断により新田地区に建設が決定したことは、被災者の心情を優先に考えた正しい判断であり、高く評価をするところであります。

 さて、東松島市で被災し多賀城市に居住している高齢者の御夫婦から相談がございました。それは、「私たちは東松島市で被災し、全壊となりました。地震当時は孫が運転していた車の中におり、津波にのまれたときは電線の上のほうまで持ち上げられました。しかし、流れてきた車が下のほうに入り、津波が引いたときにはその下の車に支えられたため、津波と一緒に車は動かず、九死に一生を得ました。今でも思い出すと、恐怖の余り涙がこぼれてきます。東松島市には戻りたくありません。多賀城市に住民登録をしているので、多賀城市の災害公営住宅に入居したいです」との内容であります。涙なくしては聞けない体験談でございました。

災害公営住宅の入居対象は、先ほど申し上げましたように全壊の方となっておりますので、どこで被災しようが基本的には入居対象になると私は理解しますが、この御夫婦の場合、多賀城市で被災していないのに多賀城市の公営住宅に入居したいということであり、ここが問題になると思われます。災害公営住宅の入居対象については、東日本大震災調査特別委員会の中で「こういうケースの場合、多賀城市独自の判断だ」との答弁でございました。現段階では市外で被災した方の入居について是非の判断は下しておりませんが、このような問題はあくまで被災者の心情を最大限に配慮して判断をせざるを得ないと考えます。したがいまして、罹災証明書が全壊で多賀城市に住民登録をしていれば、被災地域を問わず入居を希望する方については対象と認めるべきと考えますが、市長の見解をお伺いいたします。

 

 次に、西部地区の高齢者福祉についてお伺いいたします。

市長は、新田地区へ建設する災害公営住宅に併設してコミュニティーセンターを建設する構想をお持ちでありますが、その構想には私も全面的に賛成でございます。そこで、そのコミュニティーセンターをシルバーヘルスプラザの機能を兼ね備えた複合施設にしてはいかがでしょうかというのが、質問の趣旨であります。

 災害公営住宅に入居される方々は大変な被害をこうむられた方々ばかりであり、十分な心のケアとともに健康と生きがいづくりの施策の推進が必要であります。また、西部地区にとっても高齢者の健康増進と生きがいづくりは大変重要な課題となっておりました。

 さて、東部方面には高齢者の憩いの場所としてシルバーヘルスプラザがあります。この施設には、入浴設備、機能訓練室、カラオケ設備、娯楽室などが整備されており、高齢者の皆様には大変好評のうちに利用されております。しかし、西部地区にはこのような施設が全くないため、高齢者の皆さんから「西部地区にもシルバーヘルスプラザが欲しい」との要望が以前からあったのでございます。この問題については、平成23年9月第3回定例会の一般質問で取り上げておりますが、このときの市長の答弁では、「今後の考え方としましては、高齢者の方々だけを対象とした施設ではなくて、高齢者を含めた幅広い年齢層の方々が気軽に利用でき、交流を図られるコミュニティーづくりに資する施設のあり方を模索したい」と述べられました。また、再質問の答弁では、「そんなに遠くない時期にこれはつくらざるを得ないというふうに思っております。今、震災ということでここ一、二年はそちらのほうに傾注せざるを得ない」との答弁でありました。

 震災発生からもう既に1年9カ月が過ぎており、災害公営住宅の建設も間もなく始まるということから考えると、今のうちにしっかりとした構想を築き上げなければならないと考えます。そこで、市長が新田地区の災害公営住宅に併設してコミュニティーセンターを設置する構想がございますが、その施設をシルバーヘルスプラザの機能を持った複合施設としてはいかがでしょうか。市長の理解ある答弁を求め、私の質問を終わります。

 

○市長(菊地健次郎)

 根本朝栄議員の御質問にお答え申し上げます。

 まず、災害公営住宅の入居対象者についてでございますが、入居基準に合致する被災者であれば、被災した市町村にかかわらず災害公営住宅への入居は可能でございます。しかし、本市における災害公営住宅の意向調査では、入居希望者が災害査定で認められた建設予定戸数の上限値である532戸を上回っていることを踏まえますと、市内で被災した方を優先的に入居させるべきと考えております。したがいまして、市外で被災した方につきましては、入居状況等の動向を勘案しつつ可能性を模索してまいりたいと考えております。

 次に、西部地区の高齢者福祉についてでございますが、根本議員からは昨年第3回定例会におきましても西部地区へのシルバーヘルスプラザ設置について一般質問をいただきました。先ほどもおっしゃっておりましたけれども、その際高齢者を含めた幅広い年齢層の方々が気軽に利用でき、交流を深めながら地域におけるさらなるコミュニティーづくりに資することのできる施設のあり方を模索したいと御回答申し上げたところでもございます。

 今回新田地区に建設を予定している災害公営住宅の建設予定地は、新田浄水場敷地の周辺を含め約7,100平米の敷地で、用途地域は第2種低層住居専用地域であり、建築高さ10メートルまでの制限がかけられていることから、3階建てが限度となります。現在の計画では、48戸の住宅と集会室や駐車場などの必要な施設を整備することとしておりますことから、根本議員が御質問されているようなシルバーヘルスプラザなどを兼ねるような大規模なコミュニティーセンター等の施設を併設することは困難だと考えております。ただし、地域の方々も含めコミュニティーに資することができるような集会室の整備について、今後検討してまいりたいと考えております。

 おな、西部地区のシルバーヘルスプラザ開設につきましては、昨年と同様の答えとなりますけれども、高齢者の方々だけが利用する施設という視点ではなくて、幅広い年齢層の方々が利用できる、また、活用いただける施設のあり方について考えてまいりたいと思いますので、ぜひ御理解をお願いしたいと思います。

以上でございます。

 

○13番(根本朝栄議員)

 まず、第1点目の入居対象者についてでございますが、市長の答弁を聞いておりますと、質問の中で私が申し上げましたが、東日本大震災の調査特別委員会の中で私が確認したところ、多賀城市の判断だとそういう答弁を次長のほうからございました。市長のきょうの答弁を聞いていますと、それはクリアしていると。まずはね。問題は、多賀城市の532戸、これを現段階では市内の方だけでもそれを上回っている希望者がいると。だから、本当は入れたいんだけれども、市外で被災した人もね。今のこの数字からいくと、なかなか難しいのではないかと。

 ただ、530人以上の入居希望者があっても、それから途中から再建をする方もいるだろうし、あるいはまたさまざまな方で子供たちと同居する方もいるかもしれないので、その状況を見ながら入居対象者を見ていくと。もし余れば、余ればという言い方はおかしいですけれども、ごめんなさい。そういうことですよね。戸数が間に合えば、そういう方も入れますよということですね。これはやむを得ないことですね。多賀城市の災害公営住宅の上限、これが532戸と決定している以上、これを伸ばすということは自力で建てるしかなくなるということもございますから、これは難しいということなので、ぜひとも私はもう少し減るのではないかと、結果的にはね。そういうふうに想像するんですが、その入居状況を鑑みながら、ぜひともこういった市外で被災された方も入居できるような体制も一緒に築き上げていっていただきたいとこのように思います。これは答弁結構です。

 それから、西部地区の高齢者福祉について、浄水場に市長がちょっと構想を持っているそういうコミュニティーセンターらしきそういうものの中に併設をしてほしかったということなんですけれども、それは場所を改めて設けると。また場所も検討しなくちゃならないということもあるので、そこにどうせ建てるならば、一緒にシルバーヘルスプラザの機能を持った施設にしたらいいのではないですかということなんですが、答弁の内容を聞くとかなりちょっと場所的にも高さにも制限があって、48戸をぼっと5階建てぐらいにすると土地ぐらいはできるんだろうけれども、やはり横に広がらざるを得ないということもあって、駐車場も考えると難しいということですね。それはしようがないでしょう。

 ただ、最後に市長がおっしゃったように、シルバーヘルスプラザ、幅広い考え方で今の東部にあるような施設も兼ね備えながら、若い人も利用できる施設を今後検討していきたいということなので、期待をしたいと思います。

 実はですね、きのう老人クラブの会合がございました。健康講座をやって、カボチャの試食会だったんですけれども、冬至カボチャのですね。そのときにちょっとお話を、前にも言ったことがあるんですけれども、もう一度聞いたんですね。「私、質問あしたするんですけれども、皆さんシルバーヘルスプラザ御存じですか」と、3分の2の人はわかりませんでした。こういう施設なんですよと説明したら、「うわあ」という声が上がりました。「皆さんそこに通いたいですか」と、西部地区にできたら、ほとんどの人が手を挙げました。毎日行くって。男性の方は、いや、碁もやると。そういう、いや、これはすごいなと、需要度が。という認識を持った次第でございます。

そういう意味から、やはり新田、高橋、山王、南宮の老人クラブってあるんですよ。区長に聞くと、若い区長ってそんなに若い人もいないでしょうけれども、やはり老人クラブの皆さんとの意見交換なんかも介護福祉課の担当職員とかもし時間があれば、こういうものに対しての意見交換もしながら、いろんな意見をまず高齢者の皆さんの健康づくりに関連してこういう施設ができたらどうですかみたいなアンケートなり、意見なり、そういうのをお伺いしながら、ぜひとも早期に建設のほうを用地も確保しながら頑張っていただきたいとこのように思いますけれども、再度いかがでしょうか。

 

○市長(菊地健次郎)

 何とかシルバーヘルスプラザですね、これは新田にやるか、高橋にやるか、ちょっとその辺は定かではございませんけれども、できれば早目にというふうな思いはあります。ありますけれども、まず復旧・復興が最優先でしょうから、その辺のことはよくおわかりいただけるものというふうに思います。

本当言うと、私自身も新田はあの小さい集会所しかないから、はっきり言って1区、2区、3区と敬老会も同じ場所であんなに狭いところで3回もやるということ自体がちょっとかわいそうだなという感じはずっとしていたわけでございまして、その辺は集会所は集会所のことで地域の皆さん方でよくよく考えた上で、できれば1カ所にまとめたほうがいいのか、あるいは1区、2区、3区ごとにあったほうがいいのか、その辺も考えていただきたいと思いますし、シルバーヘルスプラザのことはよくよく考えまして場所も選定しながら頑張っていきたいというふうに思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。