平成27年6月第二回定例会一般質問

根本朝栄議員  

 私の質問は、次の4点でございます。

 まず、はじめに、地方版総合戦略の策定について伺います。

国におきましては、「まち・ひと・しごと創生法」に基づき、「長期ビジョン」及び「総合戦略」を策定いたしました。これを受け、本市におきましては、まち・ひと・しごと創生法第10条に基づき、国の平成26年度補正予算の中の、地方創生先行型を活用し、「地方版総合戦略」を策定することになりました。

 この法律のできたきっかけは、皆様ご存じのように、日本創生会議の座長・増田ひろや氏が発表した、いわゆる「増田レポート」と言われるものです。それは、「2040年に、20〜39歳の女性の数が、約半分(49.8%)の市町村で、5割以上減り、全国約1800の市町村のうち523の自治体で、人口が1万人未満となり、消滅するおそれがある」との衝撃的な発表でありました。

しかし私は、消滅自治体という言葉が独り歩きし、日本の将来の姿を本当に浮き彫りにしているのか、甚だ疑問を持つところでありますが、自治体が消滅するかしないかに関わらず、将来、人口が減少するのは間違いないことであり、その対策を今のうちに、しっかりと打っていくという考え方には同感であります。

 さて、各自治体でその実情は様々ですが、多賀城市の場合は、間もなく隣接地に水族館が開館し、年間100万人の来館者を予想しており、明年3月には、多賀城駅前に図書館が開館し、年間120万人の来館者を見込んでいます。市民にとどまらず、多くの交流人口が予想され、メディアにも取り上げられることにより、多賀城市の知名度アップが考えられます。

また、本市はベッドタウンとしての要素に加え、雇用の面でも、既存の工場地帯や津波復興拠点整備事業により、大きく期待できるところであります。

さらに、政庁跡など、本市特有の歴史的遺産を活用した観光資源にも恵まれ、面積も狭いうえ、台風などの自然災害も少なく、大変住みよいまちであると自負しております。そう考えるのは私一人でありましょうか。

これらの本市の魅力を総合的に勘案し、その上で、子育て支援の充実を目指すならば、人口減少を抑制するという、暗いイメージの戦略ではなく、むしろ、人口増を目指す、前向きな対策を図ることが、多賀城市にとっては何より重要と認識いたします。

 以上のことから、次の2点について伺います。

第1点目は、本市における「地方版総合戦略」策定の基本的な考え方を、人口増に定め、大胆かつ積極的な戦略を策定してはいかがでしょうか。

 第二点目は、「ひと・まち・しごと地方創生」に最も大事な視点は、雇用と子育て支援といっても過言ではありません。従って、地方版総合戦略には、育て支援の充実が欠かせないことから、若い子育て家庭の定住促進を図るため、子ども医療費の通院無料化を入院と同様に、「中学校3年生まで拡大」してはいかがでしょうか。

 また、3人以上出産される家庭に対し、3人目から「出産祝い金」を支給して、子育て家庭を、バックアップする制度を立ち上げてはいかがでしょうか。市長の見解を伺います。

 

 次に「シルバーヘルスプラザ」について伺います。

 この問題につきましては、平成23年9月第三回定例会、及び平成24年12月第四回定例会の一般質問、そして、平成27度予算特別委員会で取り上げ質問してきた経緯がございます。

 平成23年9月議会では、「そんなに遠くない時期にこれはつくらざるを得ないかなというふうに思っております。」と答弁され、24年12月議会では、「シルバーヘルスプラザのことはよくよく考えまして場所も選定しながら頑張っていきたいというふうに思います。」と、いずれも前向きな答弁をされております。

現在、シルバーヘルスプラザは、東部鶴ヶ谷地区にあり、入浴設備はもちろんのこと、自分なりに体を鍛える機能訓練室、歌の大好きな方へのカラオケ設備、そして、囲碁や将棋も楽しめる娯楽室なども整備され、利用者の評判も高く、高齢者の介護予防や、生きがいづくりに大いに貢献されております。このような施設はここ一ヶ所しかなく、西部地区にもこのような施設が欲しいとの要望があるのであります。

市長の前向きな答弁から約4年が経過しようとしていますが、早期に検討すべきと考えますが、市長の見解を伺います。

 

 最後に水路の橋の整備について伺います。

 新田地区の七北田川堤防は、宮城県が整備して桜の並木がある公園になっており、桜の満開の季節になると、大変綺麗な桜を見に多くの方が訪れます。またこの堤防は、散歩するのに大変適しており、一日に相当数の方が散歩しており、また、当該公園では、ゲートボールを楽しむ人など、公園や堤防を多くの市民の方が利用されております。

さて、この公園の脇を中野堰の水路が通っておりますが、堤防や公園に行くためには、この水路を渡らなければならないことから、以前より、仮の橋として石の橋がかけられておりました。しかし、東日本大震災で石の橋が破損したため、応急措置として、鉄パイプでできた暫定の橋がかけられ、現在もその暫定の橋になっております。既に、設置されてから4年が経過しているうえ、鉄パイプでできていることや、橋が低いため水面に近く、大雨が降った時などは大変危険なことから、暫定的な橋を撤去して「正式な橋」を整備してはいかがでしょうか。

この問題については、平成27年4月23日、地域住民の皆様の要望を踏まえ、菊地市長に対し、早期整備ついて要望したところであり、前向きな検討をお願いするものであります。市長の理解ある答弁を求め、私の質問を終わります。